【投資の第一歩】株と債券の違いとは何か?小学生でもわかるように解説!

株式投資

NISA、iDeCo、確定拠出年金など…始めてみたはいいけど、種類が多くてどれを選べばいいのか分からない!そんな悩みを抱えていませんか?

なかでも「株」と「債券」は投資の基礎となる重要なキーワード。

この2つを理解することが、あなたにぴったりの投資を見つける第一歩です。

この記事では、株と債券の種類や特徴を分かりやすく解説します。

株と債券ってそもそも何?違いをシンプル解説!(基礎知識)

まずは、株と債券の基本的な違いを理解しましょう。

株:企業を応援して、共に成長する!

株式会社が事業を拡大したり、新しい技術を開発したりするためには、お金が必要です。
そのお金を集める方法の一つが、株を発行することです。株を買うということは、その企業にお金を出資し、いわば「応援団」になるようなイメージ。株を買った人は「株主」と呼ばれ、企業の成長と共に利益を共有できる可能性があります。

例えば、人気のパン屋さんがもっとお店を増やしたい!と考えた時、あなたがお金を出して応援(出資)するとします。

企業の業績が良くなり、多くの人がその企業の株を買いたがるようになると、株価が上がります。この上がった株を売却すれば、買った時よりも高い値段で売れるため、利益(キャピタルゲイン)が得られます。要は、安くかって高く売る。その差が儲け。

パン屋さんが繁盛し、事業が拡大すれば、お店の価値が上がりますよね。この時、あなたが持っている「応援券(株)」の価値も上がり、売却すれば利益が得られるということです。

また株というのは、こういう値上がりした時の利益がでるだけのものではありません。

パン屋さんが儲かった場合、その利益の一部をあなたに「お礼」として渡してくれるかもしれません。

要は、企業の利益の一部を株主に還元する「配当金」がもらえるわけです。
NISAをやっている方は「高配当」などのファンドを見たことがあるかもしれませんね。

他にも、「応援してくれてありがとう!」の気持ちを込めて、特別なパンセットや割引券などをプレゼントしてくれるかもしれません。

いわゆる、株主限定のサービスや商品券などの「株主優待」といった特典がもらえる企業もあります。
月曜から夜更かしで有名になった桐谷さんです。ただ優待だけで生活できるようになったり、配当金だけで生活できるようになったりするには、大きなお金が必要ですね。桐谷さん、お金持ち。

このように、株を持つことで、企業の成長と共に利益を一緒に受け取ることができるのです。ただし、企業の業績が悪くなれば株価は下がり、損失が出る可能性もあります。

債券:国や企業にお金を貸して、利子を受け取る

債券とは何か。一言でいうと、あなたがお金を貸す話です。

国や企業が事業のために資金を必要とする時、私たちにお金を借りる場合があります。この時発行されるのが「債券」です。債券を買うということは、国や企業にお金を貸すことになり、その代わりに利子を受け取ることができます。そして、決められた期間が過ぎた後には、貸したお金(元本)も返済されます。

例:あなたの街に新しい図書館を建てる計画があるとします。でも、建設費用が足りません。そこで、街の人たちにお金を借りることにしました。10年間お金を貸してくれた人には、利子を付けてお金を返すことを約束する「図書館建設のための債券」を発行することにしました。この債券は、貸してくれている間、毎年貸した金額の2%を利子として支払うと発表しました。そして10年後には、貸したお金を全額返す約束です。これが債券です。

あなたは、この街の図書館建設を応援したいと思い、100万円を貸し出すことにしました。すると、毎年100万円の2%、つまり2万円を利子として受け取ることができます。そして10年後には、貸した100万円も全額返してもらえます。つまり、あなたは最終的に利子20万円と元本100万円を合わせて、合計120万円を受け取ることになるのです。

誰にお金を貸すかを考える時、一番大切なのは「お金をちゃんと返してくれるかどうか」ですよね? 信頼できる相手なら安心してお金を貸せますが、そうでない相手にお金を貸すのは不安です。

債券も同じで、国や企業にお金を貸す場合、お金を返してくれるかどうかの「信用度」がとても重要です。信用度が低いと、お金を返してもらえないリスク、つまり「信用リスク」が高くなります。

もしあなたの街に、お金の使い方があまり上手ではないと評判の人がいたら、その人が「図書館建設債券、100万円貸してくれたら10年後200万円にして返すよ!」と高利回りの債券を発行したとしても、あなたは不安に思うでしょう。本当に200万円返してくれるのかな?と心配になりますよね。

債券の世界でも同じことが言えます。信用度が低い国や企業は、高い利息を付けて投資家にお金を借りようとします。つまり、利回りが高くなる傾向があります。しかし、高い利回りの裏には、元本や利子が返ってこない「信用リスク」も潜んでいることを忘れてはいけません。「ハイリスク・ハイリターン」という言葉があるように、高いリターン(利益)を得ようとするほど、大きなリスクを負う可能性が高くなるのです。

債券には、発行元によっていくつかの種類があります。

  • 国債:国が発行する債券です。国は倒産する可能性が低いと考えられているため、国債は比較的信用リスクが低く、安全性が高いとされています。そのため、利回りも低くなる傾向があります。
  • 社債:企業が発行する債券です。社債の信用リスクと利回りは、発行する企業の業績や財務状況によって大きく変わります。業績が良く、安定した企業が発行する社債は信用リスクが低く、利回りも低めです。逆に、業績が悪化している企業が発行する社債は信用リスクが高く、利回りも高くなる傾向があります。

債券は、株と比べて価格変動が少なく、ローリスク・ローリターンな投資商品と言えます。満期まで保有すれば元本が保証されているため、安全性が高い投資先として人気です。ただし、発行元の国や企業が倒産した場合、お金が返ってこないリスクも存在します。また、インフレ(物価上昇)によって、利子の価値が目減りしてしまう可能性にも注意が必要です。

株と債券、4つの種類を徹底比較!リスクとリターンの関係を理解しよう(種類と特徴)

株と債券には、それぞれ国内と外国の2種類があり、合計4種類に分類されます。それぞれのリスクとリターン、特徴を見ていきましょう。

国内株式:株式という時点で、値動きは大きい。日本企業に期待し応援したいなら。

日本の企業が発行する株。株式という時点で、値動きが大きいです。
うまくいけば大きな利益を得られますが、同時に損失が出る可能性も高いです。

なぜ株式は値動きが激しいのでしょうか? それは、株価が「企業の将来性」に対する投資家の期待によって大きく左右されるからです。

例えば、先ほどの人気のパン屋さんを考えてみましょう。

  • 新商品が大ヒット! → 多くの人が「このパン屋さんは将来もっと儲かるだろう」と考えて株を買います。すると、株価は急上昇!
  • 逆に、人気商品が売れなくなったり、食中毒が発生したり… → 「このパン屋さんは大丈夫かな…」と不安に思った人たちが株を売ります。すると、株価は急降下!

このように、多くの投資家の期待や不安によって株価は大きく変動します。これが、株式の値動きが激しい理由です。

このように、多くの投資家の期待や不安が、株価の乱高下につながるため、国内株式は値動きが激しくなるのです。

(引用:https://jp.tradingview.com/

ハイリスクハイリターンだから株式はやめたほうがいい!と考えるのはまだ早いです。
この記事を読んでいる方々は、そんなに頻繁に売買取引を行うのではなく、
20~30年後の老後資金などを念頭に、iDeCoやNISAの中で投資する銘柄をどうしようか?と考えている方がほとんどではないかと思います。

その場合は、長期・積立・分散と長期投資の考え方があるので、これについてはまた別記事でわかりやすく解説します。今回は、株とはこういうものだ、という認識でいればOKです。

短期間で取引しようと考えている方は、大幅に損失が出るリスクはしっかりと認識しておいた方が良いでしょう。もちろん、リスクをとれば、リターンも得られる可能性はあります。

外国株式:日本以外の成長企業に投資!さらに高リターンを狙えるがリスクも高い

海外の企業が発行する株。アメリカの企業の株価に興味を持ったことがある人もいるのではないでしょうか?筆者の投資先の一定割合は、米国企業です。

(引用:https://jp.tradingview.com/)

アメリカの企業の株を買う時は、円ではなくドルで購入します。そのため、株価の変動に加えて、
為替の変動も利益や損失に影響を与えます。

例えば、アメリカの企業の株を100万円分(1ドル100円の時に1万ドル分)購入したとします。
もし株価が10%下落し、さらに円高が10%進んだ場合(1ドル90円)、
最悪のケースでは20%もの損失を被る可能性があります。

  1. 株価が10%下落:1万ドル → 9000ドル
  2. さらに10%の円高:9000ドル x 90円/ドル = 81万円

つまり、100万円で購入した株が81万円に目減りしてしまうのです。

逆に、株価が10%上昇し、円安が10%進んだ場合(1ドル110円)は、21%もの利益を得る可能性があります。

  1. 株価が10%上昇:1万ドル → 1万1000ドル
  2. さらに10%の円安:1万1000ドル x 110円/ドル = 121万円

株式という点でリスクリターンともに大きいです。ただ、外国株式になると、為替リスクもついてくると認識しておきましょう。

国内債券:ローリスク・ローリターン!安定重視ならコレ!

日本が発行する債券。

値動きは比較的小さく、ローリスク・ローリターンです。満期まで保有すれば元本が保証されるため、安全性が高い投資先と言えます。ただ、ご覧の通り、利子は雀の涙です。

(引用:https://jp.tradingview.com/)

前述したように、信用が高ければ利子は低い。信用がなければ利子が高くなる傾向にあります。
また何年お金を貸してくれるか?によっても利子が変わります。

例えば10年貸してくれる人と、30年貸してくれる人、どちらの利子が高いでしょうか?
借りる側からしたら、30年も返さなくてよいのだから、ありがたいですね。
30年間お金を貸す債券の方が、利子は高くなる傾向にあります。

外国債券:利子に加えて為替差益も狙える!ただし国によってリスクは様々…

海外の国や企業が発行する債券。国内債券よりも高い利子が期待できる場合もあります。
ただ、これも為替変動のリスクが加わります。為替変動によって利益が出ることもあれば、損失が出ることもあります。

ここで各国の現時点での債券利回りを見てみましょう。

(引用:https://jp.tradingview.com/)

あれ?アメリカの債券利回りが高い?信用がありそうな国なんだけどなあ・・・
と思った方はここまでの説明をよく理解されています。

実は、債券の利回りは、国や企業の信用度と、お金を貸す期間だけで決まるわけではありません。他にも、債券の売りやすさ、世の中全体の金利、特別なルール、税金、国の状況など、色々な要素が複雑に絡み合って決まるんです。

まとめ:自分に合った投資を見つけて、賢く資産運用を始めよう!

この記事では、株と債券の基本から、種類ごとの特徴を解説しました。
詳細を説明したらきりがないので、今回は、株とは何か、債券とは何か、を簡単に説明しました。

ポイントのおさらい

  • 株は企業の成長を応援し、その見返りに利益を得る投資
    値上がり益や配当金、株主優待などのメリットがある一方、価格変動リスクが高いというデメリットも存在します。
  • 債券は国や企業にお金を貸し、利子と元本を受け取る投資
    株よりもリスクが低く安定した投資ですが、発行体の倒産リスクやインフレリスクには注意が必要です。
  • 株と債券にはそれぞれ国内・外国の4種類があり、リスクやリターンの特徴が異なります。

正直、これだけでは、どの投資信託を選ぶべきか?はわからないと思います。

一見複雑に見える投資の世界も、基本を理解すれば決して難しいものではありません。

この基本を押さえておけば、投資信託の選びかたに関しては、別記事でまとめます。

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